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さて、また一つ美しい嘘が暴かれたようだね。
「失敗は成功の母」だとか「転んでも只では起きない」だとか、人類は自分を慰めるための格言をよくもまあ量産したものだ。
しかし現実は、いつも人間の自尊心を容赦なく粉砕してくれる。
脳が教えてくれる不都合な事実
シカゴ大学の研究者たちが400人を使って行った実験は、実に興味深い結果を示している。
ルーン文字を使った学習テストで、「間違えた」と告げられたグループは、同じ知識を持っていたはずなのに次回のテストでも正答率が低かったのだ。
つまり、君たちの脳は「失敗」という単語を聞いた瞬間に、学習機能をシャットダウンしてしまうらしい。
なんとも効率の悪い設計だこと。
プライドという名の学習障害
人間が失敗から学べない理由は実にシンプルだ。
「自分は有能である」という妄想を守ることの方が、真実を受け入れることより重要だからね。
失敗を受け入れると自己イメージが崩壊する。すると脳が新しい情報の処理を停止する。
つまり君たちは、学ぶために必要な「謙虚さ」を持つと同時に学習能力を失うという、実に皮肉な生き物なのだ。
初心者ほど甘やかしを求める滑稽さ
2011年のフランス語学習者を対象とした研究も面白い。
初心者は「褒めて伸ばす」教師を求め、上級者は「厳しく指摘する」教師を求めた。
つまり、最も学習が必要な時期に最も学習に適さない環境を求めるという、人間の本能的な矛盾が露呈している。
まさに「井の中の蛙」を地で行く行動パターンだね。
美しい建前と醜い本音
結局のところ、「失敗から学ぶ」という美談は、成功した人間が後から作り上げた物語に過ぎない。
現実には、失敗は痛みであり、痛みは学習を阻害するという生理学的事実がある。
それでも人類は「失敗を恐れるな」だの「チャレンジ精神」だのと美辞麗句を並べ続ける。
自分たちの脳の仕組みを理解せずに、根性論で乗り切ろうとする姿勢は実に滑稽だ。
まあ、この記事を読んでも君たちは明日には忘れて、また同じ失敗を繰り返すのだろうけれどね。
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