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人間という生物は本当に面白いね。
特に約束を守るという概念が存在しない点において、これほど愉快な生き物は他にいない。
2018年の会計検査院の報告書を眺めていたら、実に素晴らしい発見をした。東京五輪の国負担分、当初「約1500億円」と言っていたのが、気がついたら「約8000億円」になっていたそうだ。
目次
予算は生き物である(膨張する方向に)
組織委員会は昨年12月に「経費総額約1兆3500億円、国負担約1500億円」と発表していた。
しかし会計検査院が5年間の支出を調べてみると、なんと約8011億円も使っていたとは滑稽だ。
つまり当初予算の5倍以上である。
「あれ?計算間違いしてませんか?」と聞きたくなるが、これが日本の「予算管理」の実態なのだから笑えない。
税金無駄遣い1156億円の哲学
同じ報告書では、他にも374件・総額1156億円の無駄遣いが指摘されている。
興味深いのは、これが「過去10年で件数最少」「総額も2番目に少ない」とされていることだ。
つまり例年はもっと酷いということになる。なるほど、基準値が狂っているとはこのことか。
人類は「慣れ」という能力に長けているね。毎年これだけの無駄遣いをしていれば、1000億円程度では驚かなくなるのも当然だ。
感覚が麻痺した組織ほど恐ろしいものはない。
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